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福岡県北九州市のキャリア教育・キャリア教育・文部科学省-4

幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校の
学習指導要領等の改善及び必要な方策等について(答申):平成28年12月21日 −4

第4章 学習指導要領等の枠組みの改善と「社会に開かれた教育課程」

1.「社会に開かれた教育課程」の実現

○ 前章において述べたように、新しい学習指導要領等においては、教育課程を通じて、 子供たちが変化の激しい社会を生きるために必要な資質・能力とは何かを明確にし、教 科等を学ぶ本質的な意義を大切にしつつ、教科等横断的な視点も持って育成を目指して いくこと、社会とのつながりを重視しながら学校の特色づくりを図っていくこと、現実 の社会との関わりの中で子供たち一人一人の豊かな学びを実現していくことが課題となっている。

○ これらの課題を乗り越え、子供たちの日々の充実した生活を実現し、未来の創造を目 指していくためには、学校が社会や世界と接点を持ちつつ、多様な人々とつながりを保 ちながら学ぶことのできる、開かれた環境となることが不可欠である。そして、学校が 社会や地域とのつながりを意識し、社会の中の学校であるためには、学校教育の中核と なる教育課程もまた社会とのつながりを大切にする必要がある。

○ こうした社会とのつながりの中で学校教育を展開していくことは、我が国が社会的な 課題を乗り越え、未来を切り拓いていくための大きな原動力ともなる20。特に、子供た ちが、身近な地域を含めた社会とのつながりの中で学び、自らの人生や社会をよりよく 変えていくことができるという実感を持つことは、困難を乗り越え、未来に向けて進む 希望と力を与えることにつながるものである。

○ 前述のとおり、今は正に、社会からの学校教育への期待と学校教育が長年目指してき たものが一致し、これからの時代を生きていくために必要な力とは何かを学校と社会と が共有し、共に育んでいくことができる好機にある。これからの教育課程には、社会の 変化に目を向け、教育が普遍的に目指す根幹を堅持しつつ、社会の変化を柔軟に受け止 めていく「社会に開かれた教育課程」としての役割が期待されている。 このような「社会に開かれた教育課程」としては、次の点が重要になる。

① 社会や世界の状況を幅広く視野に入れ、よりよい学校教育を通じてよりよい社会を 創るという目標を持ち、教育課程を介してその目標を社会と共有していくこと。

② これからの社会を創り出していく子供たちが、社会や世界に向き合い関わり合い、 自らの人生を切り拓 ひら いていくために求められる資質・能力とは何かを、教育課程にお いて明確化し育んでいくこと。

③ 教育課程の実施に当たって、地域の人的・物的資源を活用したり、放課後や土曜日 等を活用した社会教育との連携を図ったりし、学校教育を学校内に閉じずに、その目 指すところを社会と共有・連携しながら実現させること。

○ この「社会に開かれた教育課程」の実現を目標とすることにより、学校の場において、 子供たち一人一人の可能性を伸ばし、新しい時代に求められる資質・能力を確実に育成 したり、そのために求められる学校の在り方を不断に探究する文化を形成したりすることが可能になるものと考えられる。

2.学習指導要領等の改善の方向性

○ 「社会に開かれた教育課程」の理念のもと、第1章及び第2章において述べた子供た ちの現状や将来展望、前章において述べた教育課程の課題を踏まえ、子供たちに新しい 時代を切り拓 ひら いていくために必要な資質・能力を育むためには、以下の3点にわたる改 善・充実を行うことが求められる。

(1)学習指導要領等の枠組みの見直し
(「学びの地図」としての枠組みづくりと、各学校における創意工夫の活性化)

○ 第一は、学習指導要領等の枠組みを大きく見直すことである。これからの教育課程や その基準となる学習指導要領等には、学校教育を通じて育む「生きる力」とは何かを資 質・能力として明確にし、教科等を学ぶ意義を大切にしつつ教科等横断的な視点で育ん でいくこと、社会とのつながりや各学校の特色づくり、子供たち一人一人の豊かな学び の実現に向けた教育改善の軸としての役割が期待されている。

○ 現行の学習指導要領については、前章2.において述べたように、言語活動の導入に 伴う思考力等の育成に一定の成果は得られつつあるものの、全体としてはなお、各教科 等において「教員が何を教えるか」という観点を中心に組み立てられており、そのこと が、教科等の縦割りを越えた指導改善の工夫や、指導の目的を「何を知っているか」に とどまらず「何ができるようになるか」にまで発展させることを妨げているのではない かとの指摘もあるところである。

○ これからの教育課程や学習指導要領等は、学校の創意工夫の下、子供たちの多様で質 の高い学びを引き出すため、学校教育を通じて子供たちが身に付けるべき資質・能力や 学ぶべき内容などの全体像を分かりやすく見渡せる「学びの地図」として、教科等や学 校段階を越えて教育関係者間が共有したり、子供自身が学びの意義を自覚する手掛かり を見いだしたり、家庭や地域、社会の関係者が幅広く活用したりできるものとなること が求められている。教育課程が、学校と社会や世界との接点となり、さらには、子供た ちの成長を通じて現在と未来をつなぐ役割を果たしていくことが期待されているのであ る。

○ それを実現するためには、まず学習する子供の視点に立ち、教育課程全体や各教科等 の学びを通じて「何ができるようになるのか」という観点から、育成を目指す資質・能 力を整理する必要がある。その上で、整理された資質・能力を育成するために「何を学 ぶか」という、必要な指導内容等を検討し、その内容を「どのように学ぶか」という、子供たちの具体的な学びの姿を考えながら構成していく必要がある21。

○ この「どのように学ぶか」という視点は、資質・能力の育成に向けて、子供一人一人 の興味や関心、発達や学習の課題等を踏まえ、それぞれの個性に応じた学びを引き出し ていく上でも重要である。こうした観点からは、「子供の発達をどのように支援するか」 という視点も重要になる。

○ 加えて、前章2.(4)において述べたように、教育課程の改善は学習指導要領等の理 念を実現するために必要な施策と一体的に実施される必要があり、学習評価等を通じて 「何が身に付いたか」を見取ることや、「実施するために何が必要か」を教育課程の在り 方と併せて考えていくことも重要になる。
○ これらをまとめれば、新しい学習指導要領等に向けては、以下の6点に沿って改善す べき事項をまとめ、枠組みを考えていくことが必要となる。

①「何ができるようになるか」(育成を目指す資質・能力)

②「何を学ぶか」(教科等を学ぶ意義と、教科等間・学校段階間のつながりを踏まえた教 育課程の編成)

③「どのように学ぶか」(各教科等の指導計画の作成と実施、学習・指導の改善・充実)

④「子供一人一人の発達をどのように支援するか」(子供の発達を踏まえた指導)

⑤「何が身に付いたか」(学習評価の充実)

⑥「実施するために何が必要か」(学習指導要領等の理念を実現するために必要な方策)

○ 次章から第10章まで、及び第2部においては、学習指導要領等の目標や内容の示し 方について、前述の①~⑥を踏まえつつ、必要な事項を整理した。特に各教科等におい ては、育成を目指す資質・能力を明確にし、教育目標や教育内容を再整理するとともに、 各学校における指導上の創意工夫の参考となる、各教科等の特質に応じた学びの過程の 考え方も併せて示したところである。

○ なお、学習指導要領等は、教育の内容及び方法についての必要かつ合理的な事項を示 す大綱的基準として、法規としての性格を有している。一方で、その適用に当たって法 規としての学習指導要領等に反すると判断されるのは、例えば、学習指導要領等に定め られた個別具体的な内容項目を行わない場合や、教育の具体的な内容及び方法について 学校や教員に求められるべき裁量を前提としてもなお明らかにその範囲を逸脱した場合 など、学習指導要領等の規定に反することが明白に捉えられる場合である。そのため、 資質・能力の育成に向けては、学習指導要領等に基づき、目の前の子供たちの現状を踏 まえた具体的な目標の設定や指導の在り方について、学校や教員の裁量に基づく多様な 創意工夫が前提とされているものであり、特定の目標や方法に画一化されるものではない。

○ 今回の改訂の趣旨は、新しい時代に求められる資質・能力の育成やそのための各学校 の創意工夫に基づいた指導の改善といった大きな方向性を共有しつつ、むしろ、その実 現に向けた多様な工夫や改善の取組を活性化させようとするものである。

 

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