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福岡のキャリア教育・キャリア教育・文部科学省ー5

幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校の
学習指導要領等の改善及び必要な方策等について(答申):平成28年12月21日 ー5

第5章 何ができるようになるか -育成を目指す資質・能力-

○ 本章以下第10章まで順次、第4章2.(1)に掲げた①~⑥に沿った具体的な改善の 方向性を示すこととする。

1.育成を目指す資質・能力についての基本的な考え方

○ 育成を目指す資質・能力の具体例については、様々な提案がなされており、社会の変 化とともにその数は増えていく傾向にある。国内外の幅広い学術研究の成果や教育実践 の蓄積を踏まえ、そうした数多くの資質・能力についての考え方を分析してみると、以 下のように大別できる。

・ 例えば国語力、数学力などのように、伝統的な教科等の枠組みを踏まえながら、社 会の中で活用できる力としての在り方について論じているもの。

・ 例えば言語能力や情報活用能力などのように、教科等を越えた全ての学習の基盤と して育まれ活用される力について論じているもの。

・ 例えば安全で安心な社会づくりのために必要な力や、自然環境の有限性の中で持続 可能な社会をつくるための力などのように、今後の社会の在り方を踏まえて、子供た ちが現代的な諸課題に対応できるようになるために必要な力の在り方について論じて いるもの。

○ 教育課程とは、学校教育を通じて育てたい姿に照らしながら、必要となる資質・能力 を、一人一人の子供にいわば全人的に育んでいくための枠組みであり、特定の教科等や 課題のみに焦点化した学習プログラムを提供するものではない。したがって、資質・能 力の在り方については、前述いずれかの特定の考え方に基づいて議論するのではなく、 全てを視野に入れて必要な資質・能力が確実に育まれるように議論し、それを教育課程 の枠組みの中で実現できるようにしていくことが必要となる。

○ 前述のように大別した資質・能力を、教育課程を通じてどのように育むことができる かという観点からは、それぞれ以下のような課題がある。

・ 各教科等で学んだことが、一人一人のキャリア形成やよりよい社会づくりにどのよ うに生かされるかを見据えながら、各教科等を学ぶ意義を明確にし、各教科等におい て育む資質・能力を明確にすること。

・ 全ての学習の基盤として育まれ活用される資質・能力と教科等の関係を明確にし、 言語活動やICTを活用した学習活動等といった、教科等の枠を越えて共通に行う学習活動を重視し、教育課程全体を見渡して確実に育んでいくこと。

・ 現代的な諸課題に対応して求められる資質・能力と教科等の関係を明確にし、どの 教科等におけるどのような内容に関する学びが資質・能力の育成につながるのかを可 視化し、教育課程全体を見渡して確実に育んでいくこと。

○ こうした課題を乗り越えて、資質・能力を育んでいくには、全ての資質・能力に共通 し、その資質・能力を高めていくために重要となる要素とは何かを明らかにし、その要 素を基に、教科等と教育課程全体の関係や、教育課程に基づく教育と資質・能力の育成 の間をつなぐことによって、求められる資質・能力を教育課程の中で計画的に整理し、 体系的に育んでいくことができるようにする必要がある22。

2.資質・能力の三つの柱に基づく教育課程の枠組みの整理
(資質・能力の三つの柱)

○ 全ての資質・能力に共通し、それらを高めていくために重要となる要素は、教科等や 直面する課題の分野を越えて、学習指導要領等の改訂に基づく新しい教育課程に共通す る重要な骨組みとして機能するものである。こうした骨組みに基づき、教科等と教育課 程全体のつながりや、教育課程と資質・能力の関係を明らかにし、子供たちが未来を切 り拓 ひら いていくために必要な資質・能力を確実に身に付けられるようにすることが重要で ある。

○ 海外の事例や、カリキュラムに関する先行研究等に関する分析23によれば、資質・能力 に共通する要素は、知識に関するもの、スキルに関するもの、情意(人間性など)に関 するものの三つに大きく分類されている。 前述の三要素は、学校教育法第30条第2項が定める学校教育において重視すべき三 要素(「知識・技能」「思考力・判断力・表現力等」「主体的に学習に取り組む態度」)とも 大きく共通している。

○ これら三要素を議論の出発点としながら、学習する子供の視点に立ち、育成を目指す 資質・能力の要素について議論を重ねてきた成果を、以下の資質・能力の三つの柱とし て整理した24。この資質・能力の三つの柱は、2030年に向けた教育の在り方に関する OECDにおける概念的枠組みや、本年5月に開催されたG7倉敷教育大臣会合におけ る共同宣言に盛り込まれるなど、国際的にも共有されているところである。

①「何を理解しているか、何ができるか(生きて働く「知識・技能」の習得)」
各教科等において習得する知識や技能25であるが、個別の事実的な知識のみを指す ものではなく、それらが相互に関連付けられ、さらに社会の中で生きて働く知識とな るものを含む26ものである。 例えば、“何年にこうした出来事が起きた”という歴史上の事実的な知識は、“その 出来事はなぜ起こったのか”や“その出来事がどのような影響を及ぼしたのか”を追 究する学習の過程を通じて、当時の社会や現代に持つ意味などを含め、知識相互がつ ながり関連付けられながら習得されていく。それは、各教科等の本質を深く理解する ために不可欠となる主要な概念の習得につながるものである。そして、そうした概念 が、現代の社会生活にどう関わってくるかを考えていけるようにする27ための指導も 重要である。基礎的・基本的な知識を着実に習得しながら、既存の知識と関連付けた り組み合わせたりしていくことにより、学習内容(特に主要な概念に関するもの)の 深い理解と、個別の知識の定着を図るとともに、社会における様々な場面で活用でき る概念としていくことが重要となる28。 技能についても同様に、一定の手順や段階を追って身に付く個別の技能のみならず、 獲得した個別の技能が自分の経験や他の技能と関連付けられ、変化する状況や課題に 応じて主体的に活用できる技能として習熟・熟達していくということが重要である。 例えば、走り幅跳びにおける走る・跳ぶ・着地するなど種目特有の基本的な技能は、 それらを段階的に習得してつなげるようにするのみならず、類似の動きへの変換や他 種目の動きにつなげることができるような気付きを促すことにより、生涯にわたる豊 かなスポーツライフの中で主体的に活用できる習熟した技能として習得されることになる。 こうした視点に立てば、長期的な視野で学習を組み立てていくことが極めて重要と なる。知識や技能は、思考・判断・表現を通じて習得されたり、その過程で活用され たりするものであり、また、社会との関わりや人生の見通しの基盤ともなる。このよ うに、資質・能力の三つの柱は相互に関係し合いながら育成されるものであり、資質・ 能力の育成は知識の質や量に支えられていることに留意が必要である29。 こうした学びや知識等に関する考え方は、芸術やスポーツ等の分野についても当て はまるものであり、これらの分野における知識とは何かということも、第2部の各教 科等に関するまとめにおいて整理している。

②「理解していること・できることをどう使うか(未知の状況にも対応できる「思考力・ 判断力・表現力等」の育成)」
将来の予測が困難な社会の中でも、未来を切り拓いていくために必要な思考力・半 断力・表現力等である。思考・判断・表現の過程には、大きく分類して以下の三つが あると考えられる30。
・ 物事の中から問題を見いだし、その問題を定義し解決の方向性を決定し、解決方 法を探して計画を立て、結果を予測しながら実行し、振り返って次の問題発見・解 決につなげていく過程
・ 精査した情報を基に自分の考えを形成し、文章や発話によって表現したり、目的 や場面、状況等に応じて互いの考えを適切に伝え合い、多様な考えを理解したり、 集団としての考えを形成したりしていく過程
・ 思いや考えを基に構想し、意味や価値を創造していく過程

③「どのように社会・世界と関わり、よりよい人生を送るか(学びを人生や社会に生か そうとする「学びに向かう力・人間性等」の涵 かん 養)

前述の①及び②の資質・能力を、どのような方向性で働かせていくかを決定付ける 重要な要素であり、以下のような情意や態度等に関わるものが含まれる。こうした情 意や態度等を育んでいくためには、体験活動も含め、社会や世界との関わりの中で、 学んだことの意義を実感できるような学習活動を充実させていくことが重要となる。 ・ 主体的に学習に取り組む態度も含めた学びに向かう力や、自己の感情や行動を統制する能力、自らの思考の過程等を客観的に捉える力など、いわゆる「メタ認知」 に関するもの。一人一人が幸福な人生を自ら創り出していくためには、情意面や態 度面について、自己の感情や行動を統制する力や、よりよい生活や人間関係を自主 的に形成する態度等を育むことが求められる。こうした力は、将来における社会的 な不適応を予防し保護要因31を高め、社会を生き抜く力につながるという観点から も重要である。 ・ 多様性を尊重する態度と互いのよさを生かして協働する力、持続可能な社会づく りに向けた態度、リーダーシップやチームワーク、感性、優しさや思いやりなど、 人間性等に関するもの。

3.教科等を学ぶ意義の明確化

(各教科等において育まれる資質・能力と教育課程全体の枠組み)

○ 子供たちに必要な資質・能力を育んでいくためには、各教科等での学びが、一人一人 のキャリア形成やよりよい社会づくりにどのようにつながっているのかを見据えながら、 各教科等をなぜ学ぶのか、それを通じてどういった力が身に付くのかという、教科等を 学ぶ本質的な意義を明確にすることが必要になる。

○ こうした各教科等の意義が明確になることにより、教科等と教育課程全体の関係付け や、教科等横断的に育まれる資質・能力との関係付けが容易となり、教育課程をどのよ うに工夫・改善すれば子供たちの資質・能力の育成につながるのかという、教科等を越 えた教職員の連携にもつながる。

○ 資質・能力の三つの柱に照らしてみると、教科等における学習は、知識・技能のみな らず、それぞれの体系に応じた思考力・判断力・表現力等や学びに向かう力・人間性等 を、それぞれの教科等の文脈に応じて、内容的に関連が深く子供たちの学習対象としや すい内容事項と関連付けながら育むという、重要な役割を有している32。

○ ただし、各教科等で育まれた力を、当該教科等における文脈以外の、実社会の様々な場面で活用できる汎用的な能力に更に育てたり、教科等横断的に育む資質・能力の育成 につなげたりしていくためには、学んだことを、教科等の枠を越えて活用していく場面 が必要となり、そうした学びを実現する教育課程全体の枠組みが必要になる。

○ 正にそのための重要な枠組みが、各教科等間の内容事項について相互の関連付けを行 う全体計画の作成や、教科等横断的な学びを行う総合的な学習の時間や特別活動、高等 学校の専門学科における課題研究の設定などである。このように、教育課程において、 教科学習と教科等横断的な学習との双方が位置付けられていることは、我が国のカリキ ュラムが国際的に評価される点の一つでもある。

 

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