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福岡のキャリアコンサルタント・転職に失敗した40代、みんなが口にする3つの「苦言」1

転職に失敗した40代 みんなが口にする3つの「失言」−1

 

40代のミドルともなれば、すでに転職を経験されていたり、自社の中で異動や昇進、ときには出向などの経験を積むなど、キャリア形成についてしっかりした見識をお持ちの方がほとんどです。ところが、いざ転職の面接に臨むと等しく陥るワナ、皆さんが共通して口にしてしまう失言の3大ワードがあるのです。それは「転職動機」「退職理由」「志望度」について。いったいどんな失言をしてしまうのでしょうか。
転職動機を聞かれ、「年収」「肩書」を答える
失言その1は「転職動機」についてです。
某中堅メーカー勤務、40代の営業部長Aさんは、商材は異なるものの営業先が重なる企業の法人営業部門責任者の求人にエントリーし、無事に書類選考を通過、人事部長との面接に進みました。その企業の報酬条件はなかなかよいもので、求人情報を見ると、現職よりも100万~200万円アップする可能性がありそうです。
Aさんは面接で、まず事前に提出してある職務経歴書の内容について確認があった上で、「それでAさんは今回、どうして転職をお考えなのですか」と聞かれました。「はい、やはり年収と肩書を上げ、キャリアアップしたいと考えています」
「……そうですか」
心なしか人事部長の表情が曇ったような気がしましたが、そのままいくつかの質問を受け面接は終了。1週間後に間に入っていた転職エージェント経由で、「ご縁がなかった」旨の連絡を受けました。
転職動機を尋ねられて、「年収」「肩書」と答える方は、ミドル世代でも非常に多いようです。何がいけないのでしょうか。
もちろん、より多くの収入が欲しい、より大きな権限が欲しいと望むこと自体は悪いことでもおかしなことでもありません。しかし、この「年収」や「肩書」は、あくまでも結果であり、手段です。私自身は日々、マネジメント層の方々とお会いし転職相談を受けていますが、彼らがよく口にする「より経営に近い仕事に就きたい」も同じです。
40代の転職失敗者は、結果や手段にこだわる発言に終始し、そもそもの「仕事の目的・テーマ・貢献姿勢」が欠如してしまっていることが多いのです。「キャリアアップ」「◯◯を学ばせてもらえる」も、20代の若手ならいざ知らず、40代が口にするのはかなりイケていません。
要するに、これらの共通項はすべて「転職希望者であるあなたが欲しいもの」、逆に言えば企業側が提供するものであって、あなたが企業に提供するものではありません。
相手先企業はあなたに「年収」「肩書」「キャリアアップ」「◯◯が学べる場」「より経営に近い仕事」を提供するのは構わないけれども、そんなあなたはいったい我が社にどのような貢献をしてくださるのか。当然、採用側の経営者や人事はそう思うわけです。
念のため繰り返しますが、年収や肩書、キャリアアップなどを求めてはいけないわけではありません。当然そうしたことが「結果として」手に入らなければ、やりがいも成長もありませんから、転職の動機もないでしょうし、次の会社で働くモチベーションが湧くはずがないですよね。
しかし、まず先に応募先企業に提供すべきものは、あなたの仕事力やテーマ、貢献可能性です。それが先方に魅力的で、価値あるものとすれば、その見返りとしてやりがいと責任のある職務、相応の年収が付いてくるのです。

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