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福岡の中小企業支援アドバイザー・反省しない経営者がやってしまう「会社を危機へ陥れる決断」とは

反省しない経営者がやってしまう「会社を危機へ陥れる決断」とは

● 優れた経営者は 「不可逆的な判断」に慎重である 

 コロナ危機に直面している多くの経営者は、日々難しい経営判断を求められています。この「判断をする」ということは、経営者の重要な仕事の一つです。そして、その能力を高める大前提が、「反省」です。

私は経営者の仕事は(1)企業の方向付け、(2)資源の最適配分、(3)人を動かす、の3つと考えています。このうちの「方向付け」とは「何をやるか、やめるかを決めること」、つまり判断をするということです。これが最も重要です。特に激変期においては、経営者の判断が会社の命運を分けるといっても過言ではありません。

  判断をする際には、会社の使命である「ミッション」、会社の将来像である「ビジョン」、行動規範である「理念」に基づいていることが重要です。しかし、この前提条件を満たしていたとしても、判断を誤ることもあります。「外部環境」や「内部環境」が時々刻々と変わるからです。

 そして、今回のコロナのように外部環境が大きく変化するときには、小さいことも大きいことも経営者はさまざまな判断をしていかなければなりません。しかし、優秀な経営者といえども、すべての場面で完全に誤りのない判断ができるというわけではありません。

  だからこそ経営者は、「判断は間違えることがある」ことを念頭に置き、熟考して、判断を誤った場合、誤りに気づいた時点でその判断を変更することができるかどうかを慎重に検討する必要があるのです。特に慎重にならなければならないのは、その決断が「不可逆的」な場合です。判断によっては、「失敗だったので元に戻す」ということが不可能なこともあるからです。

  例えば、従業員を休ませて雇用調整助成金を受け取ったものの、それでも経営が立ち行かなくなり、従業員の半分を解雇するということがあるかもしれません。これは不可逆的な判断といえます。いったん解雇した従業員に、景気が回復したからといって、簡単に復職してもらうことはできないからです。会社が生き残るためにもうそれしか手段がないという場合には、やむを得ないことなのかもしれませんが、従業員にとっても人生が変わるわけですし、会社にとっても不可逆的な判断となるわけです。

  工場の売却などもそうです。しばらくは生産量が増える見込みがないし、資金繰りも維持費も大変だから売却するという判断はあり得ますが、景気が戻ったからといって買い戻すことはできません(すぐに生産を再開する見込みがあるのなら、売却後リースバックするといった手段は考えられますが……)。

 ● 日々反省する習慣が 致命的な危機から経営者を救う 

 このような不可逆的な判断を下す際には、慎重に慎重を重ねて検討する必要があることはいうまでもありません。そうした判断が必要になった場合には、幹部や他社の優秀な経営者、コンサルタントなどの意見を聞き、「衆知を集める」のです。そして、素直に、謙虚に判断する。

  解雇など大きな決断をする場合には、稲盛和夫さんがおっしゃるように、「動機善なりや、私心なかりしか」かどうか、ということも重要です。従業員の一生を変えてしまうわけですから、そこに経営者の私心が入り込むなど、とんでもないことです。

  加えて、その後の戦略や計画を十分に練っておくことも重要です。さもなければ、一時的に生き残ることはできたものの、次の一手が打てずに、大きな犠牲を出した上、結局は倒産に追い込まれることになりかねません。

  こうしたことを踏まえると、まずは軌道修正が可能な柔軟性のある意思決定ができるかどうかを検討することが重要だといえます。しかし、実際のところそう簡単にはその方策は見つかりませんし、実行はもっと難しい場合も少なくありません。

   他者の意見も十分に踏まえて、最後は自分で決断する。そして、それを実行する場合には、それが困難なことであればあるほど部下たちの「納得」が必要です。それなしに、事は進みません。納得してもらうまで、とことん経営者自身の考えを伝えなければなりません。

  それでも判断を誤ることはあります。では、判断を誤った場合、経営者はどうすればいいのでしょう。何よりも大事なのは、素直に謙虚に反省することです。私は多くの経営者を見てきましたが、最終的に大きな失敗をする人は、独善的です。反省をしないのです。ダメな経営者は反省をしなかったり、反省をしているふりをして、自分や周囲をごまかしたりしていることが多い。しかし、それでは誤りの本質が理解できず、正しい次の手が打てず、また失敗を生かせないですから、誤りから教訓を得ることもできません。

  とはいえ、素直に謙虚に反省をすることは容易ではありません。論語に、孔子の高弟の曾参(そうしん)の言葉に「吾(わ)れ日に吾が身を三省(さんせい)す」とあるように、日々、何度もわが身を振り返り、「反省する習慣」を身につけることが重要です。松下幸之助さんは、「自己観照」(自分自身を外から冷静に観察すること)が大切だと指摘しています。

  普段から素直に謙虚に反省する習慣がある人は、大きな失敗をしにくいですし、失敗したときにも反省の仕方を知っていればそれを糧にすることができるのです。反省する「習慣」が必要なのです。私は毎晩寝る前に日記をつけますが、これも反省の習慣を持つため。もう28年続けています。

  良いときも悪いときも反省する。それも素直さ謙虚さをベースにしたものでなければなりませんが、普段からその習慣が身についていれば、状況の変化に応じて、判断を細やかにそしてスピード感を持って修正していくことが可能です。それができていれば、危機的状況に追い込まれ、会社の命運を左右するような決断をすることを避けられるのではないでしょうか。

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