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【福岡/北九州市/認定心理士】学習効率が高まる方法

【福岡/北九州市/認定心理士】学習効率が高まる方法

いま、人と対面しやり取りする機会には厳しい制約があり、人材育成の場面でもその影響は顕著です。筆者が支援する技能五輪をはじめとした技能者の育成訓練でも、今年は訓練時間や使える予算などが例年と比べて大きく減少しているというお話をうかがいます。

そのような中で技能の習熟度を高めるには、いかに学ぶ効率を上げられるか、が重要なテーマとなります。その中でも特に注目されるのが、学ぶ人同士がお互いに「教えあう」効果についてです。

本記事では、専門論文誌「心理学研究」に報告された最新の「教えあい」に関する研究を参考にしながら、解説していきます。

教えあいとは

教えあいとは「何かを学ぶ人同士が、お互いに教えあう」行為のことです。

これは技能訓練に当てはめると、訓練を受ける人同士が、互いに教えあうこととなります。

例えば、企業の訓練では先輩が後輩に教えるとか同期が互いに教えあうとかの場面に相当し、公的機関での訓練なら受講者同士が教えあうことなどが相当します。

でも、指導者からすれば未習熟な人同士がお互いに教えあっても意味があるのでしょうか?

 

教える側にも実は大きなメリットがある

実は教えあいは、聞き手にだけでなく教え手にとってもプラスの効果があります。

例えば、教え手は教えるプロセスの中で、「いま自分が何をわかっているか」、「相手はどのくらいわかっていそうか」、「自分と相手の違いはどういうところにありそうか、」について確認しながら教えていきます。この確認を、モニタリングといいます。

図1.文献3を参考に著者が作成

教え手はモニタリングを通し、新たな課題を発見したり、自分の成長を実感して自信を得たり、「あれ、自分のやり方ってこうした方がもっと良くなるんじゃないの?」と改善や向上の気づきを得たりすることができます。つまり、教え手の学習効率が高まっていると言えます。

なお教え手がモニタリングを意識的にやらないと、一方的に説明することになってしまい教えあいの効果が高まりにくいようです。

 

効果の高い教えあいでは、聞き手側も「説明」する

もちろん聞き手の側のモニタリングによっても、教えあいの効果は高まります。

日本大学の篠ヶ谷先生の研究では、教え手の意図や考えを理解しようしている聞き手は、教えあいの中で自分から説明することが多くなるという分析結果が示されています。

この理由として、「説明を自分ですることで、理解を補ったり深めたりしているのでは?」と考察されています。

教え手ではなく聞き手が説明するというのは変に感じられるかもしれませんが、これは筆者自身、非常に思い当たるものです。筆者は学ぶ立場、理解する立場にあるとき、相手から聞いた説明に対し必ず自分の言葉で「こう理解しました」と説明するクセがあります。念押ししているみたいで相手に悪いなと思いなが、そうしないと腑に落ちにくいので、相手に付き合ってもらっていたのです。

そういう行動にも、学習の効率を高める効果があったかもしれないというのは、個人的に嬉しい発見でした。

誰かと教えあうことで、人の学習効率は高まるのかもしれない

一人で学ぶことは大切ですし、独力での学習にももちろん効果はあります。でも、一人で学ぶ力がある人が、もし教えあいの方法の効果も利用できるとしたら、学ぶ効率はもっと高まる可能性があります。

とりわけ教える側にはメリットが見えづらいかもしれませんが、わかりやすく説明したり、質問にこたえりすることによって、記憶が整理されたり、新しい視点に気づいたりすることはよくあります。

以前、ある技能五輪選手に、自分の訓練時間を割いて後輩に教えることは大変ではないかときいたことがあります。彼のこたえは「自分も後輩の反応から学ぶつもりでやっているし、後輩の考え方から逆に気づかされることもあるので、お互いにメリットしかありません」というものでした。

つまり、自身の技能をバージョンアップさせる機会につながっているのです。

いま、人と対面しやり取りする機会には厳しい制約があり、人材育成の場面でもその影響は顕著です。筆者が支援する技能五輪をはじめとした技能者の育成訓練でも、今年は訓練時間や使える予算などが例年と比べて大きく減少しているというお話をうかがいます。

そのような中で技能の習熟度を高めるには、いかに学ぶ効率を上げられるか、が重要なテーマとなります。その中でも特に注目されるのが、学ぶ人同士がお互いに「教えあう」効果についてです。

本記事では、専門論文誌「心理学研究」に報告された最新の「教えあい」に関する研究を参考にしながら、解説していきます。

教えあいとは

教えあいとは「何かを学ぶ人同士が、お互いに教えあう」行為のことです。

これは技能訓練に当てはめると、訓練を受ける人同士が、互いに教えあうこととなります。

例えば、企業の訓練では先輩が後輩に教えるとか同期が互いに教えあうとかの場面に相当し、公的機関での訓練なら受講者同士が教えあうことなどが相当します。

でも、指導者からすれば未習熟な人同士がお互いに教えあっても意味があるのでしょうか?

教える側にも実は大きなメリットがある

実は教えあいは、聞き手にだけでなく教え手にとってもプラスの効果があります。

例えば、教え手は教えるプロセスの中で、「いま自分が何をわかっているか」、「相手はどのくらいわかっていそうか」、「自分と相手の違いはどういうところにありそうか、」について確認しながら教えていきます。この確認を、モニタリングといいます。

図1.文献3を参考に著者が作成

教え手はモニタリングを通し、新たな課題を発見したり、自分の成長を実感して自信を得たり、「あれ、自分のやり方ってこうした方がもっと良くなるんじゃないの?」と改善や向上の気づきを得たりすることができます。つまり、教え手の学習効率が高まっていると言えます。

なお教え手がモニタリングを意識的にやらないと、一方的に説明することになってしまい教えあいの効果が高まりにくいようです。

効果の高い教えあいでは、聞き手側も「説明」する

もちろん聞き手の側のモニタリングによっても、教えあいの効果は高まります。

日本大学の篠ヶ谷先生の研究では、教え手の意図や考えを理解しようしている聞き手は、教えあいの中で自分から説明することが多くなるという分析結果が示されています。

この理由として、「説明を自分ですることで、理解を補ったり深めたりしているのでは?」と考察されています。

教え手ではなく聞き手が説明するというのは変に感じられるかもしれませんが、これは筆者自身、非常に思い当たるものです。筆者は学ぶ立場、理解する立場にあるとき、相手から聞いた説明に対し必ず自分の言葉で「こう理解しました」と説明するクセがあります。念押ししているみたいで相手に悪いなと思いなが、そうしないと腑に落ちにくいので、相手に付き合ってもらっていたのです。

そういう行動にも、学習の効率を高める効果があったかもしれないというのは、個人的に嬉しい発見でした。

誰かと教えあうことで、人の学習効率は高まるのかもしれない

一人で学ぶことは大切ですし、独力での学習にももちろん効果はあります。でも、一人で学ぶ力がある人が、もし教えあいの方法の効果も利用できるとしたら、学ぶ効率はもっと高まる可能性があります。

とりわけ教える側にはメリットが見えづらいかもしれませんが、わかりやすく説明したり、質問にこたえりすることによって、記憶が整理されたり、新しい視点に気づいたりすることはよくあります。

以前、ある技能五輪選手に、自分の訓練時間を割いて後輩に教えることは大変ではないかときいたことがあります。彼のこたえは「自分も後輩の反応から学ぶつもりでやっているし、後輩の考え方から逆に気づかされることもあるので、お互いにメリットしかありません」というものでした。

つまり、自身の技能をバージョンアップさせる機会につながっているのです。

 

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