【福岡/北九州/働き方キャリア相談】9月の求人倍率1.03倍に低下 非正規123万人減

9月の就業者数は前年同月比で79万人減り、6689万人になった。6カ月連続の減少で、特に非正規の雇用環境が厳しい。パート・アルバイトが61万人、契約社員が40万人それぞれ減った。正社員は48万人増え、4カ月連続で増加した。
休業者は197万人で8月から19万人減少した。200万人を割ったのは2月以来になる。過去最高だった4月(597万人)からは大幅に減り、新型コロナウイルスの感染拡大前とほぼ同じ水準に近づいている。
雇用環境は近年、人手不足などを背景に堅調に推移してきたが、新型コロナ禍によって、悪化した。総務省の担当者は9月の雇用情勢について「持ちこたえている状況」と説明する。
新型コロナに関連した解雇・雇い止めにあった人数(見込みを含む)は10月28日時点で6万8758人だった。厚労省が全国の労働局やハローワークを通じて集計した。製造業と小売業で、それぞれ1万人を超えた。