【福岡/北九州/キャリアコンサルタント】本当に優秀なリーダーとは
PM型(P・M共に大きい)
目標を明確に示し、成果をあげられると共に集団をまとめる力もある理想型
Pm型(Pが大きく、Mが小さい)
目標を明確に示し、成果をあげるが、集団をまとめる力が弱い
成果はあげるが人望がないタイプ
pM型(Pが小さく、Mが大きい)
集団をまとめる力はあるが、成果をあげる力が弱い
人望はあるが、仕事は今ひとつというタイプ
pm型(Pが小さく、Mも小さい)
成果をあげる力も、集団をまとめる力も弱い。リーダー失格タイプ
理想的なリーダー像であるPM型に近づくために、P機能、M機能はそれぞれ、どのように伸ばしたらよいのでしょうか。
P機能である「集団の目標達成や課題解決を行う」ために必要な要素は、いくつかに分解することができますが、大きく分けると「ゴールを明確に提示することで、ゴールへの意識と、ゴールまでの具体的な道のりのイメージを持たせる」という要素と、「ゴールに向けた行動を徹底させる」という要素に分けることができます。
前者については、まずはリーダーが会社(組織)全体の目指すべき方向性を理解した上で、自チームの役割や目指すべきゴールは何かということをしっかりと理解していることが大前提になります。その上で、自チームのメンバーに、常にゴールへの意識を高く持ってもらうために、何度も何度も繰り返しゴールや役割を共有したり、そこに向かうためにやるべきことをかみ砕いて伝える必要があります。
しかし、想いやゴールだけを伝えても、なかなか目標達成は果たせないかもしれません。なぜならば、想いやゴールだけを伝えて行動を徹底できるメンバーというのはごく稀だからです。そのため、「ゴールに向けた行動を徹底させる」、例えばメンバーに行動についてのコミットをさせたり、適切なスパンで進捗管理を行うなどを強化することによってP機能をのばすことができるでしょう。
一方、M機能の伸ばすためにはどのような要素が必要でしょうか。M機能である「集団をまとめる」ために必要な要素も多々ありますが、こちらも一つの大きな分け方としては、「上司対メンバー」という人間関係(縦の人間関係)と「メンバー対メンバー」という人間関係(横の人間関係)という二つに分けることができます。
縦の人間関係においては、例えば月一回一人一人としっかり面談の時間を確保して、メンバーの想いを確認したり、キャリアイメージを共有するなどの方法があります。
横の人間関係においては、例えば会議の場で全員に考えを発表してもらったり、紙に書いてもらい共有する場を設けるなど、各個人の考えていることや方向性をオープンにし、意識的に共有できる場を作るなどの方法があります。
P機能、M機能を伸ばすための取組みとして、いくつか具体的な行動例をお伝えしました。皆さんもこれなら取り組めるかもしれない、と思えるものがありましたら、ぜひ今後の取組みの参考にしてみてください。