セルフ・キャリアドックの目的と効果
セルフ・キャリアドックとは、企業がその人材育成ビジョン・方針に基づき、キャリアコンサルティング面談と多様なキャリア研修などを組み合わせて、体系的・定期的に従業員の支援を実施し、従業員の主体的なキャリア形成を促進・支援する総合的な取り組み、また、そのための企業内の「仕組み」のことである。
現在、IT化の進展や国際競争の激化など、変化の激しい時代にあって、企業はビジネスモデルや事業内容の大胆な変化を迫られている。
「日本再興戦略改訂2015」では、従業員が社会や組織の変化を先取りする形で変革に対応し、持てる能力を最大限に発揮していくために、従業員が自らのキャリアについて立ち止まって考える「気づきの機会」が必要である、と提言されている。
平成28年4月1日に施行された改正職業能力開発促進法では、労働者は自ら職業生活設計(キャリアデザイン)を行い、これに即して自発的に職業能力開発に努める立場にあることが規定された。
同時に、この労働者の取り組みを促進するために、事業主が講ずる措置として、キャリアコンサルティングの機会を確保し、その他の援助を行うことが規定されている。
セルフ・キャリアドックはこうした背景を踏まえ、それを実現していくための具体的な施策を反映した取り組みであり、その実施を通じて、次の①②の効果が期待される。
①従業員にとっては自らのキャリア意識や仕事に対するモチベーションの向上とキャリア充実
②企業にとっては人材の定着や活性化を通じた組織の活性化
セルフ・キャリアドックの実施プロセス
❶対象従業員向けセミナー(説明会)の実施
キャリア研修・キャリアコンサルティング面談の実施に先立ち、対象従業員等に向けて、セルフ・キャリアドックの趣旨・目的、スケジュール、研修や具体的面談内容(提出物等を含む)、情報の取り扱い(キャリアコンサルタントの守秘義務を含む)等を説明し、了解を得る。
❷キャリア研修
集合形式の研修により対象従業員は、自身のキャリアの棚卸し、キャリア目標、アクションプランの作成などを行う。
❸キャリアコンサルティング面談を通した支援の実施
従業員とキャリアコンサルタントが1対1で面談を行うことで、従業員はこれまでの職務経験や成長、キャリアや働き方で大切にしていることなどの棚卸しや、企業から求められる仕事の役割や責任、仕事に対する認識、期待や不安を確認する。
そして、その確認を基にしたキャリアビジョンや実現のための行動プラン(アクションプラン)を策定する。
❹振り返り
個別のキャリアコンサルティング面談が終了するたびに、対象従業員に対し、面談の実施効果についての簡単なアンケートや場合によっては別途のヒアリングを行う。対象従業員の過大な負担とならないよう留意する。詳細については、「セルフ・キャリアドック導入支援サイト」および「『セルフ・キャリアドック』導入の方針と展開」を参照されたい。
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