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スーパーの発達的アプローチに関する14の命題

発達的アプローチに関する14の命題

スーパーは、研究の同志らとともに遂行してきたキャリア発達に関する縦断的研究から得られた知見を集大成し、「命題」という形で簡潔にまとめて公表した。

最初に提起された10の命題(1953)は、その後1957年に2つの命題が追加され(1957)、さらに1970年代以降のアメリカ社会の社会・経済的変化を経験するなかで、パーソナリティ理論および役割理論との統合との統合をめざして、最終的に1990年には14の仮説命題をもって自分のキャリア発達の理論的アプローチを明確化した。

①人はパーソナリティの諸側面(欲求、価値、興味、特性、自己概念)および能力において違いがある。

②これらの特性から見て、人はおのおの多くの種類の職業に対して適合性を示す。

③それぞれの職業には、必要とされる能力やパーソナリティ特性の独自のパターンがある。職業に就いている人に多様性が見られるように、個人も多様な職業に就く許容性を有している。

④職業に対する好みやコンピテンシー、生活や仕事をする状況は、時間や経験とともに変化し、それゆえ自己概念も変化していく。
このような社会的学習の成果としての自己概念は、選択と適応において連続性を提供しながら青年期後期から晩年にかけて安定性を増していく。

⑤自己概念が変化していくこのプロセスは、成長、探索、確立、維持、解放の連続としてみなされた一連のライフ・ステージ「マキシ・サイクル」に集約され、また発達課題によって特徴づけられた期間へ細分化されうる。ミニ・サイクルは、あるステージから次のステージへキャリアが移行するときに起こる。または病気や障害、雇用主による人員削減、必要な人的資源の社会的変化、または社会経済的ないしは個人的出来事によって、個人のキャリアが不安定になるたびに起こる。このような不安定で試行錯誤に富むキャリアには、新たな成長、再探索、再確立といった再循環(リサイクル)が含まれる。

キャリア・パターンとは、到達した職業レベルである。また試したものであれ安定したものであれ、経験した職務に従事した順序、頻度、期間を意味する。キャリア・パターンの性質は、各個人の親の社会経済的レベル、本人の知的能力、教育レベル、スキル、パーソナリティの特徴(欲求、価値、興味、自己概念)、キャリア成熟、および個人に与えられた機会によって決定される。

⑦どのライフ・ステージにおいても、環境と個体の要求にうまく対処できるかどうかは、これらの要求に対処する個人のレディネス(対処するために個人がどの程度準備できているか、すなわち、キャリア成熟)の程度による。

キャリア成熟は、心理社会的構成概念であり、それは成長から解放までのライフ・ステージおよびサブ・ステージの一連の職業的発達の程度を意味する。社会的視点からは、キャリア成熟は、個人の暦年齢に基づいて期待される発達課題と、実際に遭遇している発達課題とを比較することによって操作的に定義できる。心理学的視点からは、現在遭遇している発達課題を達成するために必要な認知的・情緒的資源と、個人が現在もっている認知的・情緒的資源とを比較することにより操作的に定義できる。

ライフ・ステージの各段階をとおしての発達は、部分的には能力、興味、対処行動を成熟させること、また部分的には現実吟味や自己概念の発達を促進することによって導かれる。

キャリア発達とは、職業的自己概念を発達させ実現していくプロセスである。キャリア発達のプロセスは統合と妥協のプロセスであり、そのなかで、生まれもった適性、身体的特徴、様々な役割を観察したり担ったりする機会、役割をこなした結果を上司や仲間がどの程度承認しているかの自己認識との間の相互作用によって自己概念は作られる。

⑪個人要因と社会要因間および自己概念と現実間の統合と妥協とは、役割を演じ、フィードバックを受けるなかで学習することである。その役割は空想やカウンセリング面接で演じられる場合もあれば、クラス、クラブ、アルバイト、就職といった現実生活で演じられる場合もある。

⑫職業満足や生活上の満足は、個人の能力、欲求、価値、興味、パーソナリティ特性、自己概念を適切に表現する場をどの程度見つけるかによって決まる。満足感は、人がその役割をとおして成長し、探索的な経験を積み、自分にとって合っていると感じられるような類の仕事、仕事の状況、生活様式に身をおいているかどうかに拠る。

⑬仕事から獲得する満足の程度は、自己概念を具現化できた程度に比例する。

⑭仕事と職業は、たいていの人にとってパーソナリティ構成の焦点となる。しかし、仕事や職業が周辺的であったり偶発的であったり、全く存在しなかったりする人もいる。また、余暇や家庭といったほかの焦点が中心となる人もいる。個人差と同様に社会的伝統(性役割におけるステレオ・タイプやモデリング、人種的民族偏見、機会があたえられるかどうかという社会構造)が、労働者、学生、余暇人、家庭人、市民のうちどの役割を重視するのかの重要な決定要因である。

福岡県・北九州市・飯塚市・直方市・飯塚市・宮若市・田川市等の筑豊地区のキャリアカウンセラー実施・キャリア研修・中小企業支援・研修講師・部下育成・メンタル不調予防・キャリアコンサルタント・女性活躍推進コンサルタント・女性活躍  研修講師 組織改革 離職防止・苅田町・行橋市等の京築地方 福岡市・粕屋郡・心理カウンセリング・セラピスト・NLPマスタープラクティショナー SPトランプインストラクター キャリア教育 東京都 TAカウンセラー 交流分析 エゴグラム実施 キャリアコンサルタント試験対策

引用文献
新版キャリアの心理学
渡辺 三枝子 編著
ナカニシヤ出版

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