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キャリコン試験対策「ホランドの理論上の基本概念」

ホランドの理論上の主要概念

ホランドの理論的立場は、実証的なデータをもって検証し、改訂をかさねて構築された概念を基盤としているということができる。

従来の類型論との違いに関してみると、ホランドは自分の立場を「類型論には立つが従来の類型論とは異なる」と明言し、類型論を否定しているわけではない。

従来の類型論と自分の類型論との相違について、次の点を指摘している。

すなわち、自分の理論は実証的データをもって検証可能な構造になっていること、および、「自分の提示した類型は、人と環境との双方に類型化でき、さらに人と環境との相互作用野中で発達するという仮定に立っている」という特徴があることを指摘している。

またパーソナリティ・タイプの理論構築の過程でギルフォードの影響が大きかったことも重視している。

ギルフォードは因子分析を用いて特性の集約を試みる研究を行っていることで有名である。ギルフォードの研究のなかでに、興味およびパーソナリティに関する先行研究から得られた多数の特性から、機械的、科学的、社会福祉的、書記的、営業的、審美的という6つの興味因子を抽出した研究があるが、ホランドは研究と統計学的手法に触発され、因子分析および判別分析によるデータ分析を自分の特性論の構築のための研究に不可欠の要素としたと述べている。

また、ホランドは自分の理論の特徴として、「類型は人と環境との相互作用によって発達する」という仮定に立つことを強調している。

言い換えれば、「発達的視点」を仮定している。

発達段階ではなく、「環境と人との相互作用による発達」を強調しているのである。

つまり「環境と人との相互作用による発達」を強調することによって従来の類型論および発達段階が実証的に検証されていないことへの批判を行うとともに、自分の理論を「一種の構造的ー交互作用的理論」あるいは「類型論的ー交互作用的理論」という表現を用いて紹介した。

言い換えれば、同一の6種類をもって「個人および環境の構造」を説明し、さらに職業行動の基盤を「両者の交互作用」に求めていることが特徴ということである。

このような、人と環境との相互作用を理論の基盤に捉えた背景について、ホランド自身、自分がヘンリー・マレィの提唱したパーソナリティ理論から直接影響を受けたことを認めている。

ちなみに、マレィは、有機的全体論の立場からパーソナリティを捉え、その構造を個人(個人内の欲求という力)と環境(環境からの圧力)との交互作用の結果と証明した。

ホランドも、職業行動をパーソナリティの一表出形態として捉え、人と環境とが相互に作用し合う結果と仮定している。

類型論を枠組みとした職業選択の理論を体系化する過程で、ホランドは従来の「職業に関する数多くの理念や知見を検討した」と述べている。

その結果、最終的に、自分の理論のなかに取り入れたものは、次に挙げる6つの理念である。

❶職業の選択は、パーソナリティの表現の1つである。

❷職業興味検査はパーソナリティ検査である。

❸職業的なステレオ・タイプは心理学的・社会学的に確かで重要な意味をもつ。

❹同じ職業に就いている人々は似かよったパーソナリティの特性および発達史を共有している。

❺同一の職業群に属する人々は似たようなパーソナリティをもつので、さまざまな状況や問題に対して同じように反応したり、それぞれ特徴的な対人関係の作り方をしたりするであろう。

❻職業満足、職業上の安定性や業績は、個人のパーソナリティとその人の働く環境との一致に依拠する。

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引用文献

新版キャリアの心理学

渡辺 三枝子 編著

ナカニシヤ出版

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