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モデリングによる学習=観察学習

モデリングによる学習=観察学習

バンデューラは、学習が単に直接経験だけによるものであるならば、学習とはきわめて危険なものになると主張している。

確かに、先の赤信号をわたるという行動を例にとってみても、車にひかれてからその行動をやめるようであれば、命がいくつあっても足りないであろう。むしろ、そのような行動は他人の行動を観察し、それをまねることによって行われることが通常である。 たとえば、子どもは、親が赤信号をわたらないのを見て、自分も赤信号をわたらなくなるのである。「赤信号でわたってはいけないのよ」と子どもに教えながらもの自分は赤信号をわたる親の子どもは、往々にして赤信号をわたる可能性が高い。

バンデューラはモデリングの過程には、注意喚起、保持過程、運動再生過程、動機づけ過程の4過程があると提唱している。

❶注意喚起

モデリングの第1過程である注意喚起は、無数にある情報のうちどの情報に注目し選びとるのか、という過程である。

注意喚起はモデリング刺激と観察者の特質の双方の影響を受ける。

モデリング刺激の中心はモデルとなる人やその行動の特徴である。

モデルが観察者と同集団に属する人であったり、魅力的な人であったりする場合にはより注意を引く傾向がある。

観察者の特質としては、認知能力や覚醒水準が、モデリング刺激に注意できる程度に関係してくる。

認知能力が高く、覚醒水準の高い観察者ほど、モデル刺激に注意を払うことができる。

また、観察者が何に注目するかは、観察者のそれまでの経験によって形成された嗜好によっても異なってくる。

観察者の嗜好に合ったモデリング刺激はより注意を払われる可能性が高くなる。

❷保持過程

モデリングの第2段階である保持過程では、注意過程で選択されたモデリング刺激が象徴的な形で記憶にとどめられる過程である。

この際に用いられる表象形には、イメージと言語の2つがある。

すなわち、映像的な形でイメージとして記憶に保持されることもあれば、それを言語的に記号化して記憶に保持されることもある。

特に言語的な記号化は、観察学習の速度を速めたり、モデリング刺激を長く保つことに貢献している。

また、象徴的な記号化に加えて、リハーサルをするかどうかが保持過程には影響を与える。

リハーサルとは、モデル刺激を心のなかで再演してみたり、実際にやってみることである。

リハーサルを行うことによって、モデリング刺激はより長時間保持される。

❸運動再生過程

モデリングの第3過程である運動再生過程は、保持過程で記憶にとどめられた象徴的表象を実際の行動に変換する過程である。

ここでは、象徴的表象を手がかりに、モデルによって示された行動と一致した行動を再生しなければならない。

同時に、観察者は自分の行動をみずから観察し、そこで得られたフィードバックをもとに修正をかさねていく。

この運動再生過程がうまく行われない原因として、保持されていた象徴的表象が適切でない場合がまず考えられる。

また、たとえ象徴的表象が適切であっても、必要なスキルが欠如している場合には、モデルによって示された行動と一致した行動を再生することは不可能である。

たとえば、どんなにすばらしい投手のピッチングフォームを観察し、それをイメージとして正確に記憶にとどめたとしても、そのピッチングフォームを行動に移すためには、その基礎能力となる肩の強さやボールを思ったように投げるといった下位のスキルが必要になってくる。

❹動機づけ過程

モデリングの最終過程である動機づけ過程は、そこまでの過程で習得した行動を実際に遂行するかどうかを決定する過程である。

モデリング刺激を正確に保持し、それを再生できるところまで習得していても、実際には遂行しないことがある。

観察者は自分にとって好ましい結果をもたらすであろうと予測したときに、習得した行動を遂行する。

その予測には、観察者が直接受ける報酬や罰のほか、他者の同じ行動に与えられる報酬や罰(=代理強化)や自分自身による自己強化などが影響する。

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引用文献
新版キャリアの心理学
渡辺 三枝子 編著
ナカニシヤ出版

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