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キャリコン受験者必見!クランボルツの学習理論上の主要概念

クランボルツの学習理論

クランボルツの学習理論は、先に説明したバンデューラの社会的学習理論を基礎におきながら、キャリア意思決定における社会的学習理論(Sosial Learning Theory Career Decision Making:以下SLTCDMと略す)として理論化された。

SLTCDMは、キャリア選択がどのように行われるのか、を社会的学習理論の立場から説明したものである

しかし、SLTCDMにおいては、キャリア・カウンセリングの場面において、キャリア・カウンセラーがクライエントをどのように援助していけばよいのかというところまでは言及されていなかったために、その後クランボルツキャリア・カウンセリングにおける学習理論(The Learning Theory of Caeer Counseling:以下LTCCと略す)を理論化するに至った。

さらに、クランボルツは、不確実性の高まる時代のなかで、キャリア・カウンセラーがどのようにクライエントを援助していくかについて『計画された偶発性(planned happenstance)』を主要概念として提言している。

キャリア意思決定に影響を与える要因

SLTCDMは、「なぜ特定の職業を選択するのか」「なぜ職業を変えるのか」「いろいろな職業に対しての好みがあるのはなぜか」といった質問に答えを与える理論であり、個人のキャリア意思決定に影響を与える要因として、4つのカテゴリー、①遺伝的な特性・特別な能力、②環境的状況・環境的出来事、③学習経験、④課題接近スキルをあげている。

❶遺伝的特性・特別な能力(genetic endowment and special abilities)

遺伝的特性や特別な能力は職業的な好みやスキルを獲得するための能力に影響を与える。

遺伝的特性には、性差(ジェンダー)、民族、身体的外見、身体的障害などが含まれる。

特別な能力には、知能や音楽・芸術に関する能力や運動能力などが含まれる。

特別な動力は、遺伝的特性と選ばれた環境との相互作用の結果として生じてくる。

❷環境的状況・環境的出来事(environmental conditions and evets)

環境的状況や環境的出来事とは、個人のコントロールを超えている出来事であり、社会的力・政治的力・経済的力といったものである。

より具体的にいえば、以下のような状況や出来事があげられる。

雇用機会や訓練機会の数・質、社会政策や雇用者選抜の方法、様々な職種の金銭的・社会的報酬、労働法や労働組合法、自然災害、身の回りにある資源の入手可能性、技術開発、社会的組織の変化(例:福祉)、家族の社会的・経済的資源、教育システム、コミュニティの影響力などである。

❸学習経験(leaning experience)

キャリア・パスの選択は、様々な学習経験の結果である。

それぞれの学習経験を覚えてはいなくても、それらを総括した結論というものを個々人は有している。

たとえば、「私は人を援助するのが好きだ」といった場合、この人は、人を援助することにより、褒められたり注意を引いたりといった肯定的な社会的結果を学習してきたはずである。
もしくは、人を援助することにより同様の報酬を得ている他人を観察するという学習を経験してきているはずである。

SLTCDMにおいては、学習経験は道具的学習と連合学習の2つのタイプに分類される。

道具的学習とは、先に述べた直接経験による学習と同意であり、行動の直後に生ずる結果によって強化されることで獲得・維持される学習である。

道具的学習の3つの構成要素ー①先行条件、②行動、③結果を図示したものである。

先行条件には、遺伝的特性・特別な能力や環境的状況・環境的出来事や課題・問題が含まれる。

行動には、外顕的行動のみではなく、表面には現れない認知的反応や情緒的反応といった内在的行動も含まれる。

結果には、直後の影響と遅延した影響両方が含まれる。たとえば、コミュニケーション・スキルに優れた子ども(先行条件)が人前で自分の意見を主張する(行動)機会をもち、周りからの評価を得た(結果)場合、「人前で自分の意見を主張する」という行動が獲得・維持されると考えられる。

その学習を積みかさねていくことが、「人前で自分の意見を主張する」行動が要請されることによる学習である。

連合学習には、先に説明したレスポンデント条件づけと観察学習の両方が含まれる。

レスポンデント条件づけの例としては、小さいころ医者によく連れていかれた子どもが、「医者」という中性刺激と「怖い」という情動が関連づけられることによって、「医者」という刺激が負の刺激として学習されることである。

観察学習とは、同じく小さいころ医者によく連れて行かれた子どもが、医者が自分を診断した後に母親が医者に感謝するという場面を観察することにより、「医者」というモデルの行動と「母親からの感謝」という正の結果と関連づけられることにより、「医者」というモデルの行動が学習されることである。

❹課題接近スキル(task approach skills)
学習経験と遺伝的特性と環境影響力の相互作用の結果が、課題接近スキルである。課題接近スキルには、課題への取り組み方や認知プロセスや情緒的反応が含まれる。たとえば、先の例にあげた子どもが、「医者」というモデルの観察学習を通じて、医者になりたいと思ったとする。医学部に入るために必要な知的能力を彼が有しており、家庭としてもその経済的資源を有している場合、彼は医学部に入るだろう。そして、医学部に入った後、国家試験をパスするために、医学知識をマスターするための取り組みを行っていく。この過程が、課題接近スキルである。
すなわち、「医者になる」という課題に対して、「国家試験をパスする」という目標を定め、そのために「医学知識を勉強する」などの取り組みをしていくことである。

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