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シュロスバーグ/成人の発達を捉える4つの視点

成人の発達を捉える4つの視点

成人の発達を考えるとき、様々な視点がある。

「中年期の危機」という言葉があり、中年期になれば誰もが同じような危機を経験するということを意味している。

この言葉が示すように人生途上で共通して経験する発達的課題や転機があるという見方もあれば、人は様々であって、その人ごとに経験する出来事は異なっているという見方もある。

また、とりまく環境が成人の発達決定的要因であると考える研究者もいる。

シュロスバーグは、これらの視点を

①コンテクスチュアル(文脈的)あるいはカルチュアル(文化的)な視点

②ディベロップメンタル(発達的)な視点

③ライフ・スパンの視点

④トランジション(転帰)の視点

の4つに整理している。

カウンセリングの際にも、カウンセラーがどの視点に立つかによって、クライエントの状況の捉え方、アプローチの方法は異なってくる。

シュロスバーグは、自身の調査やほかの研究者のレビューを通じて次の確信を得るようになったという。

その確信とは、「人は生涯を通じて様々な転機や変化を経験する。この転機や変化は、決して予測できるものでも、人生途上で誰もが共通して遭遇する出来事でもない。人それぞれがその人独自の転帰を経験している」(1995)ということである。これは④のトランジションの視点に
立つことにほかならない。

フィスケチリボガは、成人が長い年月の間にどのように変わっていくのかを統計的に調査するため、大きな転機の入口にいたグループ(高校卒業を控えた最上級生、新婚者、子どもをもつ中年の夫婦、定年退職前の夫婦)を12年以上にわたり調査した。
それぞれのグループは、一般的な生活観、直面しているストレスやストレスに対する態度の点でかなり異なっていることを見出している。
この調査から、フィスケチリボガは、ある人が40歳であることを知るより、その人が40歳で青年期の子どもをもっていて、最近離婚し、引退に直面している人は、その人が40歳であっても、50歳でも60歳でも同じような問題を抱えている。
つまり、カウンセリングにおいても、各年代に訪れる共通した発達課題を見出していくよりも個々の人々がそれぞれに経験している出来事に注目していくことの方が、クライエントの状況を知り、援助していくためには重要であるということである。
シュロスバーグは、こうした視点に立って、成人が転機を乗り越えていくプロセスと、そのための援助の方法について論じている。

しかし、一方で、シュロスバーグは、トランジションの視点に拘泥しているわけではない。
シュロスバーグは、クライエントの援助に役立つと考えれば、それぞれの視点からの知見を活用しようとしているように思われるし、彼女自身も、これら4つの視点はまったく独立したものではなく、相互に関連し合うものであると述べている。
また、トランジションの視点を発展させていけば、上記の①~④の視点すべてを含んだ折衷的なものになっていくと述べている。
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引用文献
新版キャリアの心理学
渡辺 三枝子 編著
ナカニシヤ出版

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