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キャリア開発の必要性と意義

⓵キャリア開発の必要性と意義

❶人材育成のニーズと課題
過去、日本の企業においては、1980年代後半から始まった市場の国際化や1990年代から始まった長期不況など、取り巻く環境の変化に対応すべく自社の構造転換を進めてきた。
その転換のプロセスの中で、次のような人材育成についてのニーズや課題があった。
①経営的視点を持った社員の必要性
②ビジネススキルのエキスパートの必要性
③既存の業務の枠組み内ではなく一般労働市場での価値を持ちうる社員の育成
④教育訓練を中心とした能力開発プログラムの経費削減
⑤教育訓練を中心とした能力開発ピログラムのメニューの多様化
それに加え、不況を脱したと言われる近年においては、新たな経営課題などから、組織内の人材育成や人事労務管理について、次のようなニーズや課題が指摘されている。
①中長期の計画的な人材育成の必要性
②知識基盤社会における創造的で自発的な人材の確保
③少子高齢化による労働力不足を補う個々の能力開発
④メンタルヘルスなどの労働安全に対する企業責任リスクの高まり
⑤売り手市場における優秀な人材の流失防止

❷従業員を取り巻く環境の変化
①経済のグローバル化に加え、顧客ニーズの急激な変化や商品サイクルの短縮化により企業間競争が激化し、大企業といえども倒産のリスクを避けられず、誰しも、突然、転身を迫られたり、行き場を失う事態も生じうる
②技術革新の急激な進展や経済社会のニーズの大きな変化により、労働者が長年にわたって蓄積してきた職業能力を無にされる事態も生じうる
③高齢化により、職業生涯は長期化する一方、労働市場はますます活発化する等、職業生涯において、大きな変化に見舞われることを覚悟しなければならなくなった④顧客ニーズ・商品ニーズの高度化、高付加価値化や経済のサービス化等により、職業能力についても専門性や問題発見・解決能力が重視されるとともにキャリアの固定化、多様化が求められるようになった
⑤学卒無業者、若年離職者、フリーター等が急増し、職業意識の希薄化、能力蓄積機会の欠如が、将来の経済社会の担い手の喪失をもたらしかねない事態となっている
(厚生労働省職業能力開発局「キャリア形成を支援する労働市場政策研究会」報告書 2002年)

❸個人のキャリア開発へのニーズ
社会福祉という観点ではセーフティーネットの早急な整備が待望されているが、就労環境においては、企業の構造転換が進む中で、個人のキャリア開発に対する次のようなニーズが生じてきている。
①企業内だけではなく、一般労働市場における価値の創造と強化
②一般労働市場にも通用するコアスキルの確立
③事故の人生設計に基づく職業人人生の設計と対応
④スキル獲得のための教育訓練プログラムの受講など、能力開発機会の確保
⑤キャリア開発に関する」クライエントの存在
このように企業と個人の双方からのニーズを背景に、一人ひとりの人生における仕事を通した目標達成などを支援し、「組織の目標と個人のキャリア志向の共生」を目指すキャリア開発の重要性が認識されてきている。

❹個人と組織の共生
組織が従業員のキャリア開発を行う際、背景に必ず持っておくべきことは、「個人と組織の共生」という考え方。
組織あるいは協働というのは、本来、人間が個人単独では成し遂げられないことを達成するために作られた、人間にとっての集団であるはずである。
人間は組織社会の一員として、組織に貢献することが求められると同時に、自らも一人の個人として尊重される存在でなければならないはずである。

近代組織論の祖と言われるバーナード「個人と協働の同時的発展」を唱えたように、個人と組織(協働)は対立的な関係にあるのではなく、個人の利益が優先されるなかで、協働が全体として調整されるのでなければ協働する意味はなく、協働の成果は得られないという。

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