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人事・労務管理とキャリアコンサルティング ②

キャリアコンサルタント学科試験対策 人事・労務管理とキャリアコンサルティング ⓶

2)従業員援助プログラム(Employee Assistance Program: EAP)

従業員援助プログラムは、従業員のストレスや悩みを解消するための企業による援助施策をいう。
EAP活動は職場関係、健康、治療療域の問題にとどまらず、夫婦や家族、個人的な人間関係、子育てなど広範囲の問題を取り扱うが、単に悩んでいる従業員に対する心身のケアにとどまらず、最終的には、仕事をより効率的に行うことを目的としている。
我が国の労働安全衛生法に基づく「心と身体の健康増進措置(THP)」相俟って、今後、重要な人事労務管理施策として企業に導入されるものと思われる。
従業員の心身の健康、組織の生産性に関わる問題だけに、従業員のキャリア形成とも密接に関係している。

(3)キャリア開発プログラム(Career Development Program: CDP)

キャリア開発プログラム(CDP)とは、従業員個人のキャリア(経歴)の開発を計画的に実現することによって、企業が必要とする質の労働力を将来にわたって継続的に確保し、組織として発展を図ろうとする長期的な人材育成のための総合プログラムのことをいう。
会社に入社した従業員の潜在、顕在能力、適性に応じて目標を設定し、研修やジョブローテーションによって必要とする技術、技能、知識を取得させる。
個人の最終目標までの職業経歴のコースは「キャリアパス」と呼ばれ、多様なコースが設けられている。
最終目標までの道のりは、企業側の個々人に対するニーズと従業員側の自己の将来についての目標とのすり合わせをしながら長期的に展開させる。
したがって、CDPは個々人のライフサイクルの変化に柔軟に対応しながら実施する必要がある。
また、CDPは狭い意味での人材開発の視点からだけでなく、広く人的資源管理全体からの長期的な運営が求められている。
企業の期待するキャリアと従業員が期待するキャリアとは必ずしも一致するものではないが、企業と個人との接点をいかに見つけ出すかが大きなポイントになる。
能力開発システムなどの他の人事・労務管理施策と関連づけながら、きめの細かい運用が必要となる。

上記のいずれの領域も根本にある考え方は、「個人と論理と企業の論理の共生を図ること」であり、その個人と組織をつなぐ架け橋となるのが「キャリアコンサルティング」ということになる。
今後、人事・労務管理システムの構築に当たり、この点が益々重要となってくるだろう。

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