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科学的思考力を育てる 3

科学的思考力を育てる 3

3.科学的知識の重要性と今後の展望
(1)科学的知識の重要性

実は、科学的思考に科学的知識の有無が影響することは、心理学研究おいても、指摘されている。
科学的思考力の育成には、個別の科学的知識の枠を越えた一般的なポイントの指導だけでは、不十分であることが推測される。
結果、content-freeな指導の重視と、それに対する批判としてcontent-boundな個別の科学的知識の指導の重視とが二項対立となり、その二項間を、心理学研究も教育実践も揺れ動いてきている(こうした現状を把握し、それを乗り越える提言を期待して行われた日本教育心理学会第53回総会シンポジウムとして、西林・宮崎(2011)がある)。

(2)言後の展望

以上のような状況を鑑みると、科学的思考力を育成するために、これからの心理学研究や教育実践に期待されるのは、content-freeな思考法の教授や環境の整備と、content-boundな科学的知識の教授を、どのように組み合わせて行うかという提案だろう。
より一般的に考えられるのは、高垣ら(2006)の理科授業にあったように、まずは児童に考えさせて、そのつまずきに応じて科学的知識を教授するという方法であろう。
それに対して、市川(2004)「教えて考えさせる授業」を提案している(教える→理解確認→理解深化→自己評価)
教えて考えさせる授業とは、「基本事項は教師からの説明によって学習することを奨励した上で、その知識を用いて問題解決を行うことを通じて、知識の習得を図ろうとする」(市川、2004)形式の授業である。

まとめ
・自然の現象・事柄について観察・実験などを通して推論する能力
・科学的思考の手順を踏まない
・思考の仕方が科学的に見て適切ではない
・思考法の教授・・・直接的
・現況の整備・・・間接的
・一般的な思考の仕方と個別の科学的知識と組み合わせて指導する必要性

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