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木を見る西洋人、森を見る東洋人 2

木を見る西洋人、森を見る東洋人 2

(2)相互独立的自己観と相互協調的自己観

このような相違は、自分自身(自己)をどうとらえるかという自己観にも関係している。
マーカス北山(1991)は、西洋人の自己観を「相互独立的自己観(independent self-construals)東洋人の自己観を相互協調的自己観(interdependent self-construals)と呼び両者の区別を論じているが、ニスベットもこの主張に同意している。
相互独立的自己観とは、自己を他者とは明確に区別された実体として捉える考え方である。
したがって、自己は、他者や周囲の状況とは独立した、その人個人が持つ属性(能力、性格特性など)によって定義される。
一方、東洋人に一般的な相互協調的自己観は、自己は他者との関係性やその自己を取り巻く環境があって初めて存在するものだと捉える考え方である。
そのため、自己と他者、あるいは周辺の事物との境界線は曖昧で、自己がどのようなものであるかは、状況や他者の存在に依存する。
個所が単独で定義されることではなく、人間関係やその関係性の中でどのような地位、役割を占めるかによって定義される。

「20答法」のある研究(1989)では、日本人とアメリカ人の大学生に「20答法」を行ったところ、日本人はアメリカ人に比べ、状況に左右されることのない、個人に特有な心理属性(私は○○な性格だ)や身体属性(私は身長○○㎝だ)が挙げられることは少なかった。
それに対し、社会的な役割(私は○○大学の学生だ)や状況依存的な行動(私は金曜日の夜に○○をする)を挙げる程度は、アメリカよりも日本人が多かったという。

3.その後の研究の展開と現状、他の研究との関連

本章で取り上げたニスベットらの研究は、社会心理学の研究であると同時に、文化社会学の研究であると考えられている。
文化心理学とは、文化と人との間にあると想定される密接な関係性を追究する学問分野で、近年、社会心理学あるいは心理学全体の中で大きな発言権を持ちつつある学問分野である。
実は人間行動の文化差を論じる学問分野は、これまでもあった。
たとえば、比較文化心理学がそれである。
しかし文化心理学の使命1つが人間の心のしくみの不偏性に疑問を投げかけることであるのに対し、比較文化心理学の最終的な目的はむしろ心のしくみの不偏性を実証することであり、文化によって一見すると異なる行動が見られたとしても、それは異なる規範、異なる慣習への反応として生まれる表面的な相違と考えられるのが一般的であった。
これに対して、文化心理学では、心のプロセスそのものが分化にある慣習や暗黙知を反映したかたちで形成されると考えられる。
さらに文化心理学に特徴的なのは、文化と心が相互構成をしあうという考え方である。
社会心理学は、人間の行動がその人物を取り巻く環境(状況)によって強力に規定されること(たとえそれが人間の心の本質までおよぶ影響ではなかったとしても)繰り返し実証してきた。
しかし、環境が人(心)を変容させるという方向の影響については多くを語ってきたものの、人が環境(ここでは文化)を維持・変容させていくという観点については希薄であった(長谷川、1997)
北山(1997)は文化を、社会の歴史を通じて築かれ蓄えられた「慣習、公の意味構造、および日常的現実」と捉えている、人よりも日本人が多かったという。

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