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判断と意思決定―人間は合理的かー3

判断と意思決定―人間は合理的かー3

3.合理的意思決定ー規範理論ー

意思決定には、○○すべきという規範理論と、人は、○○しているという記述理論があると述べた。

(1)リスク回避とリスク追究

一般に、人は利益に関してはリスクを追おうとはせず(リスク回避傾向)、逆に損失に関してはリスクを追ってでも損失を避けようとする(リスク追求傾向)
リスク回避傾向(riisk-aveersion)とは、低リスク・低リターン型を好む傾向であり、リスク追求傾向(risk-seeking)とは、高リスク・高リターン型を好む傾向である。
以上のことを反映したのが、先に紹介した効用関数である。
利得の部分のように効用関数が上に凸の場合、リスク回避傾向が見られ、損失の部分のように効用関数が下に凸の場合には、リスク追求傾向となる。

(2)期待効用理論

上記の例で挙げた効用に確率の重みをつけたのも
のを、期待効用(expected utility)と呼ぶ。
期待とは確率を反映しており、客観的な数値というより主観的な確率、つまり見込みを扱う場合が多いので、それを受けて主観的期待効用と呼ぶ場合もある。
期待効用理論では、意思決定者の合理的な行動は、期待効用を最大化する行動であると規定する。

期待効用理論が想定する期待効用を最大化するプロセスは、次のような5つのステップからなる。
①尤度の推定:特定の結果が生じる主観的確率を推定する。
②紅葉の推定:特定の結果を評価して、意思決定者にとっての価値を効用とする。
③期待効用の算出:選択行動の結果の価値(効用)に、尤度(主観的確率)を掛け、期待効用を算出する。結果が複数ある場合も同様である。
④選択肢の評価:各選択肢に関して、複数の期待効用がある場合には、それらを加算し、その選択肢の全体期待友好を算出する。
⑤最良選択肢の抽出:各選択肢の全体期待効用を比較して、それが最大となる選択肢を選ぶ。

期待効用理論では、このプロセスが合理的な意思決定であると考えた。
期待効用理論が合理的といえるためには、まず、順序性と選好の推移性の原理の成立が必要である。
つまり、A,B,Cのうち、どれかを選ぶ場合、それらの中に何らかの順序付けがなされ、さらに、A>B、B>Cという推移性が成り立たなくてはならない。
次に、独立性の原理も必要である。
これは、選択肢の持つ属性のうち、共通なものは、選択肢の合理的な決定には使われないという原理である。
さらに、不変性の原理が挙げられる。
これは、選択肢の提示法や記述法などによって、意思決定が変化することはない。
つまり、合理的な意思決定は、文脈に左右されないという原理である

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